会席と白ワインの格闘
会社の研修で、箱根の温泉旅館「強羅花壇」に行ってきた。
13時ごろに、この高級宿に到着。その後なぜか、昼食を近所の「箱根餃子センター」で食べた。強羅花壇に気後れして餃子を食べたわけじゃない。どうしても、餃子が食べたかったからだ。だけど、完全に失敗だった。あまりにも、餃子がうまくない。
広大な敷地(というか山)を一望できるこの廊下がなければ強羅花壇はその名声を海外にまで届かすことはなかっただろう。結局、この廊下こそが強羅花壇なのではないかと思われる。
和でありながら、近代。今ではありがちになってしまったオリエンタルかつリュクスな感じのこの建築を数十年前にすでにやらかしていたという点は、やっぱりすばらしいのか。
さて、会議後の夕食の会席料理に、「和食に合うワインだけをそろえてます」とのことで見たワインリスト。世界の宿には似つかわしくないくらい超メイジャーなワインのみがラインアップされていた。
飲んだのはブルゴーニュのGrand Cru Montrachet(モンラッシェ) 2003。まだまだ若いワインだったが、樽の香りはしっかり。繊細な和食とフランス銘醸白ワインの格闘は、ワインの勝ち、っていうか勇み足。圧倒的に和食を凌駕するインパクトだった。ある意味、おそるべし強羅花壇。これだけの料理を出しながら、「料理に合うもの」ってだけで、こんな適当なワインリストを臆面もなく出せるのは、プライドか、それとも所詮は温泉宿だからか。ワインは目の利く方にチョイスしなおしてもらったほうがいいのではないかと思った。
とはいえ、翌朝のスパルームでのエステは最高に癒されるし、従業員のサービスレベルも高い。建物もサービスも料理も、客に干渉しすぎず、かといって放置しすぎもしない。不即不離を地でいく和のサービス。密かに、ゆったり逗留するにはやはり世界的に見ても高レベルな宿なのかもしれない。
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